日商簿記3級 · 3分解説
前払金と前払費用の違い|「先に払った」だけでは判断しない
どちらも『先に払ったお金』ですが、意味はまったく違います。前払金は商品を受け取る前の手付金、前払費用は家賃や保険料など翌期分の費用を先に払ったときに使います。
テーマ:前払金 前払費用 違い
30秒で結論
- 商品を受け取る前の手付金 → 前払金
- 家賃・保険料など翌期分の費用 → 前払費用
- 前払金は通常の取引時に登場
- 前払費用は決算整理で登場することが多い
前払金は「商品を受け取る権利」
商品を注文し、引渡し前に手付金を支払った場合は前払金です。この時点ではまだ商品を受け取っていないため、仕入を計上しません。
前払費用は「翌期にサービスを受ける権利」
家賃や保険料を数か月分まとめて支払い、その中に翌期分が含まれている場合、その翌期分を前払費用として資産に振り替えます。
仕訳例
商品100,000円を注文し、手付金20,000円を現金で支払った。
借:前払金 20,000
貸:現金 20,000
決算で翌期分の保険料30,000円を繰り延べる。
借:前払費用 30,000
貸:保険料 30,000
覚え方
『何を先に払ったのか』を見ます。商品そのものの受取り前なら前払金。時間の経過で費用になる家賃・保険料などの翌期分なら前払費用です。
3問だけ確認
Q1. 商品の注文時に手付金を支払った。
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前払金Q2. 1年分の保険料のうち翌期分を決算で振り替える。
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前払費用Q3. 前払金を支払った時点で仕入を計上する?
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